有限会社佐々光工業 代表の佐々木 光です。
当ブログに足を運んでいただき、誠にありがとうございます。
さて、前回のブログでは鳶職とはなにかについて書かせて頂きました。
その中で、仕事場や内容によって作業内容が異なるというトピックを出させていただきました。
現在は鳶と言えども作業が細分化され、名称も増えてきました。
今回はそんな鳶職の種類についてお話しさせて頂きたいと思います。
足場鳶
名前の通り、建設現場にて足場を設置する鳶職人を指します。
外壁工事をする際、足場を組み立てている職人を見たことありませんか?
足場を組むということ、それは知識と経験と技術から「どうすれば効率が上がるかを考えながら作業しなければならない」ため、想像以上に大変なお仕事になります。
鉄骨鳶
マンションやビルの建設時に鉄骨を組み立てる鳶職人を鉄骨鳶と呼びます。
建設中のビルでクレーンが鉄骨を持ち上げ、職人さんが指示出しを行っている現場を見たことあるかと思います。
足場よりも断然重く、一歩間違えれば大惨事になるため、相当の集中力と知識と経験、技術が必要になるまさに匠のお仕事なのです。
重量鳶
wikipediaより引用させて頂きますと
土木では橋梁の現場で主桁架設を行う。
また、建物内部の重量物(大型機械など)の据付(設置)を行うのも重量鳶である。
足場・鉄骨鳶に比べて専門性が高く、プラント・空調給排水設備・電気設備工事の一部を重量鳶が仕事する場合も多い。
このように、鉄骨や足場以外の重量物を据付を行う職人さんを指します。
重さが数t~数十tにも及ぶため、当然人力では出来ずクレーンでの搬入作業(玉掛け)が主となります。
ワイヤーの太さや引っ掛ける場所など、こちらも生半可な知識や経験や技術では務まらないため、レベルの高い作業となります。
橋梁鳶
名前の通り、橋を掛ける鳶のことです。
また、高架繋がりから高速道路を掛けることもありますし、鉄塔工事に従事する場合もあります。
建物と違い、やや特殊な形状の建設を行うことから「橋梁特殊工」とも呼ばれています。
まとめ
他にも送電鳶(電線の敷設、保守など)、町鳶(木造住宅の建設)などもありますが、弊社で主に請け負っている鳶についてご紹介させて頂きました。
高所での作業は危険が伴うこと、経験と知識、技術が必要な大変な職ではありますが、自分で考えて成功した時の達成感は代えがたいものがあります。
是非我々と共に鳶としての技術を磨き、「これを建てるのに俺達も関わったんだよ」と言ってみませんか。
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