有限会社 佐々光工業 代表の佐々木光です。
当ブログに足を運んで頂き、誠にありがとうございます。

過去に鳶職人がどんなお仕事をしているかどんな鳶職人がいるのかなどをお話してきました。
鳶職人についてある程度イメージが沸いた!とおっしゃって頂けると深甚です。

さて、今回は作業の際に鳶職人がどんな道具を使用し、どのように工事を行っているのか、ご紹介させてください。

おそらく、これから鳶職人になる方が気にしてるポイントでもあると思います。

必要な道具・工具一覧

男の背中と工具がより鳶職人らしさを増幅させるのだ

男の背中と工具がより鳶職人らしさを増幅させるのだ


使用頻度の高い道具をご紹介します。
まずは一覧をご覧ください。

1.金づち(ハンマー)

2.スケール

3.クリッパー

4.両口ラチェットレンチ

5.インパクトドライバー

6.セーフティーワイヤー

7.安全帯(フルハーネスト型)

自分に馴染んだ道具・工具を使用したいという方も多いので、持ち手をカスタマイズするケースも多いです。

1.金づち(ハンマー)

釘を打つというわけではありません。
主に足場を組む際に使用します
水平材、斜材という材料を繋ぎ止める際にくさびを叩き込むために使います。
なお、くさびを使用する足場をくさび式足場と呼びます。

2.スケール

金属製のメジャーです。
高所の工事を行うため、落下しても壊れにくいように作られているスケールもあります。

大抵は5.5mを使用しますが、これは足場の長さが1.8mのものが多く、3本分まとめて図れるためです。

3.クリッパー

鉄パイプや鉄筋などをまとめる針金を切るためのものです。ペンチに似ています。
正式名称は「ボルトカッター」と呼ばれます。

4.両口ラチェットレンチ

「ガチャ」とか「シノ」とも呼ばれます。
直交クランプ類を絞めつけたり、番線を縛ったりする際に使用します。

5.インパクトドライバー

電動でネジを絞めるドライバーです。
鉄骨鳶の必需品ですので、是非持っておきたいアイテムです。

6.セーフティーワイヤー

工具を固定するためのワイヤーです。
高所作業では工具を落とすと大事故に繋がる可能性があるため、しっかり固定します。

7.安全帯(フルハーネス型)

人が落ちないようにするための命綱です。
高所作業に従事する職人は装着が義務付けられています。

フルハーネス型を原則義務化とする傾向です。
今後建設業界としても必須のアイテムになっていくかと思います。

フックを体に固定し、工具を落とさない工夫を凝らしている

フックを体に固定し、工具を落とさない工夫を凝らしている

ハンマー、ラチェットレンチ等を標準装備。必要に応じて素早く手に取れる工夫を施している

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スケール、セーフティーワイヤー、安全帯等を標準装備。重装備であるが、一人前の証でもある

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まとめ

落下物から頭を守るヘルメットは佐々光工業のロゴが光っている

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仕事の内容によっては、こちらで紹介していない工具が必要なケースがあります。

とはいえ、これからこの業界に飛び込む方もそうでない方も、初めて作業を行う前に何を用意しとけばいいのかという不安もあると思いますので是非参考にしていただけると嬉しいです。

初めのうちは作業準備、運搬、片付けなど基礎的なことからスタートしますので、いきなり全てを持ってこいと無茶な要求はしませんのでご安心ください。