有限会社 佐々光工業 代表の佐々木光です。
当ブログに足を運んでいただき、誠にありがとうございます。
これから鳶職に従事される方も、既にされている方もふとこんな疑問を抱いたことございませんか。
「鳶職人に必要な資格はなんだろう」
世の中には国家資格から協会運営の資格がごまんとあり、それぞれ必要な理由があります。
中でも建築の歴史は紀元前まで遡りますので、資格の数も非常に多いです。
そこで今回は鳶職人にピックアップした資格についてお話しさせて頂きたいと思います。
資格の種類
試験を受ける、世間一般で資格と呼ばれるものと鳶職人としての資格がありますが、後者はこちらのブログでお話しましたので、割愛させていただきます。
では、試験が必要な主な資格としては
・玉掛け技能資格
・足場の組立等作業主任者
・建築物等の鉄骨組立等作業主任者
・とび技能士
この辺りが鳶職人にはあると便利な資格です。
玉掛け技能資格
ます、玉掛とは重いものをクレーンなどに掛け外しする作業のことを指します。
荷重1トン以上の揚貨装置やクレーン、デリック、移動式クレーンなどの玉掛作業を行う際に必要ですので、是非とっておきたい資格です。
申し込み等は下記を参照してください。
https://www.rougi.or.jp/course/tokyo/tamakake
足場の組立て等作業主任者
つり足場(ゴンドラのつり足場を除くもの)、張り出し足場、及び高さ5m以上の構造の足場の組立て、解体及び変更の作業指揮を行うために必要です。
特に足場の組立は必須ですので、是非とっておきたい資格です
申し込み等は下記を参照してください。
https://www.rougi.or.jp/course/tokyo/asiba
建築物等の鉄骨組立等作業主任者
金属製(鉄骨)の部材を使用した、5m以上の建物を建設する際の指揮をするために必要です。
申し込み等は下記を参照してください。
http://www.kyousyu.org/kousyu/tetsu/index.htm
とび技能士
こちらは1~3級まであり、当然1級がもっとも難しい資格となります。
ただしこちらの資格、実務経験が必要になります。
特に1級クラスになると、実務経験7年、更に2級取得後から2年実務経験がないと受講資格すらもらえません。
つまり、最低鳶職人になって9年は取得できないということになります。
逆に取得すると鳶職人としては1人前の証となると思います。
※2級は実務経験が2年、3級は誰でも受けられます
鋼橋梁架設等作業主任者
金属製かつ5メートル以上の高さ、支柱間30メートル以上の橋を建設する場合に必要となります。
ただ建設するだけでばありません。
安瀬かつ円滑にという高難度のミッションを完遂するために必要な資格です。
故に、2年以上(条件により3年以上)従事した経験がないと受講資格がありません。
誰でも合格できる資格でないことが、工事の難易度を伺わせます。
申し込み等は下記を参照してください。
https://www.kensaibou.or.jp/seminar/branch016.html?page=1
コンクリート橋架設等作業主任者
上記が金属製であるならば、こちらはコンクリート制の橋の建設時に欲しい資格です。
同じく2年以上(条件により3年以上)従事した経験がないと受講資格がありません。
申し込み等は下記を参照してください。
https://www.kensaibou.or.jp/seminar/branch017.html?page=1
まとめ
鳶は危険な仕事であり、事故を起こして大惨事を引き起こす可能性があります。
そのため、資格を取得することで建築現場での安全度も増しますし、正確性も増します。
更に、資格がないと建設現場での作業ができない場合もありますので、是非資格をしましょう!
※なお、上記資格は全て国家資格ですので、信頼度の高さは折り紙つきです。